先日の文教委員会では、先の台風豪雨により浸水した、川崎市民ミュージアムの視察に行ってきました。ミュージアム内はその影響によりカビがひどく、防護服を着ての視察でした。下記写真ですが、屋内の撮影はNGのため、皆で話を屋外で聞いているもののみです。
改めてになりますが、地階に古文書をはじめ、多くのこの世に二つとない後世に残すべき歴史的重要物があったために水没し、無残な姿となっており、修復不能なものも非常にたくさんありました。
今回のことを「人災」と言って、行政の責任のみにすることは簡単ですし、そんなことは誰でも言えますので、対案なしにそれだけを責める政治的手法には、私は賛同できません。
無論、我々議員にも大きな責任があります。「なぜ、そうした災害リスクへの備えを行政に促さなかったか」ということです。
私はあの一件依頼、議事録を数年分にわたり見直しましたが、それを指摘する議員は誰もいませんでした。無論、私自身も含めて、行政のみならず、全議員がそれは反省せねばなりません。
私は修復不能な歴史的遺品等については電子化(写真等の資料があればそれを電子化し永久保存や、形あるものであれば3Dで保存する手法等)等を含め、新しい保存手法を模索中です。先に被災した他都市の保存方法や他国の保存方法等、まずはあらゆる事例を参考に情報収集と調査分析中です。そして、対案をつくってこそ、議員は行政に伍していく資格があると思っておりますので、微力ですが努力したいと思います。
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