この言葉の意味は、災害の危険があるとき、 「逃げたけど、結局何も起きなかった」=空振り 「あの時逃げてれば、こんなことにはならなかった」=見逃し
ということです。 これは行政の災害対策としては鉄則ですが、当然皆さんも大切な家族や友人等を守るためには、意識しておかねばなりません。
そして昨日から、今まで「わかりにくい」と言われてきた災害時の避難用語、さらには避難の考え方が変わりました。
写真は内閣府の広報誌ですが、それによると、「最大級の避難である警戒レベル5」は、「すでに安全な避難ができず命が危険な状況」を指します。ゆえに、「緊急安全確保の発令を待ってはいる場合ではない」ということです。
また、「避難勧告」という「強い注意呼びかけ」を意味していた、このわかりにくい用語は廃止されました。今後、「警戒レベル4 避難指示」に一本化。この「避難指示」もわかりにくいですが、これは従来から「全員避難せよ」という、いわば「罰則のない命令」のようなものでしたので、レベル4になれば、危険な場所から全員避難が必須になります。
避難に時間のかかる高齢者や障害のある人は、「警戒レベル3 高齢者等避難」で危険な場所から避難をするということは従来通りです。
より国民に分かり易く、そして、危機意識を高めることは極めて重要です。ましてや、コロナ禍だからこそ、家の中にこもっている方が多い今、この避難のことは意識せねばなりません。
あくまでも、「空振りは許されるが見逃しは許されない」をお忘れなく!
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