昨日は、自衛隊70歳の誕生日でした。おめでとうございます!
自衛隊の皆さんが災害時に活躍してくれるから、地震大国、最近では水害大国、日本が守られています。
そして、なによりも、今この時、日本に中国・ロシア・北朝鮮が攻めてこないのは、日米同盟だけでなく、陸・海・空自衛隊の抑止力があるからに他なりません。だからこそ、今、戦争のない、平和が保たれているのです。
軍備という備えを持たず、平和を祈るだけで、戦争が起きないという時代は、昔と違い、国力が増した上記国々のことを考えれば、とっくのとうに過ぎています。残念ながら、それが現実です。
でも、国民の実に9割以上の方が、自衛隊に好意的という調査結果も昨今出ました。少ない予算の中での自衛隊の皆さんの頑張りを考えれば、当然の結果と感じます。
私は、これからも、自衛隊の皆さんに敬意を表し、心から応援して参ります。
さて、改めて自衛隊70歳、お誕生日おめでとうございます!
戦後GHQの占領下の中、1950年(昭和25年)に朝鮮戦争が勃発し、国内の米軍による治安管理の空白を埋めるため、日本人による治安維持組織、警察予備隊が発足。
この時点で実質上は、憲法9条2項(陸海空軍不保持)は空法と化したといえます。
その2年後に保安隊となり、1954年(昭和29年)の昨日、自衛隊が誕生。
そして、現在は北方のロシア、朝鮮半島の北朝鮮、そして、南西諸島の中国等の脅威が現実にあり、自衛隊の皆さんの必要性がますます、高まっています。
そんな必要不可欠な自衛隊はいまだに、憲法には明確な規定がなく、違憲・違法にならない範囲で、さまざまな工夫を凝らしながら、活動されています。つまり、ルール無法な上記3か国に対して、自衛隊はあいまいな法的位置づけを不安に感じながら、なんとか相対してくれています。いわば、現場の自衛隊の良心に任されている状態になっています。
それでも、安倍政権以降、少しずつ、現実的な法整備がなされてはきていますが、まだまだ、法整備は不足しています。
例えば、北朝鮮がミサイルを打ってくることが分かっている中、本当に「敵基地攻撃」をやってよいか。
法律上はよくなりましたが、彼らが「先制攻撃」との批難をしてくるのは明白であり、その説明責任をちゃっと政治の側が担保してあげられるか、
一方でウクライナが選択した手法ですが、国際世論を味方につけるため、あえて打たせておいて国民的犠牲を払ってから反撃するという手法。これが国民的理解が得られるのか等々、私達政治家は、自衛隊のために、まだまだ議論を深めねばならないことが山積しています。
その点で、先の国会が「裏金追及」に終始したことが残念でならないし、支持率を上げるためだけの極めて、無駄な時間であったと感じます。それをやるなとは言いませんが、徹頭徹尾、それで終わらせてしまった、野党には大きな責任があると思います。
話しがかなり、拡散してしまいましたが、この度の自衛隊生誕70年の今年だからこそ、せめて、憲法審査会にはすべての政党が顔をそろえて議論を深めるべきと考えます。
そうでなければ、いつでまでも「自衛隊が憲法上、存在すら認められていない」という、彼らに失礼な状態は続いてしまいます。どうか、憲法審査会を拒否している野党側の人たちには、現実的視点をもってほしいと願ってやみません。
私はそうした政治家を他山の石として、憲法のこと、自衛隊のこと、外交・安全保障のこと等々、当たり前ですが真剣に向き合っていきたいと思います。
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