行政書士会同様、今回も一会員として私が属する、「介護福祉士会」のヒアリングです。
介護の質確保に向けた支援の要望がありました。
これについては、介護福祉士会が自主的に取り組んでいるものではありますが、その拡大のための支援を依頼されました。
「介護の質=逆介護保険」、と言っても過言ではないため、そこは我が事として、改めて感じました。
介護の質=介護保険立法趣旨だとすれば、それは自立支援介護となります。ゆえに、逆介護保険と相通ずるものがあります。
とはいえ、もちろん、要介護度や心身状態改善だけがそれにあたるとも言い切れないことがあることは、認識しています。
例えば、重度要介護状態の方であれば、「状態の維持」という観点も重要であり、介護の質といえます。
重要なことは、「その人がその人らしく暮らしていくための支援」であり、それこそが、真の意味での「介護の質」と感じます。
「自分でできることを自分でしてもらう」という自立支援介護ももちろん「その人らしさ」と言えますが、四肢麻痺(手足が動かない方)の方であれば、それは容易ではありません。
ただ、四肢麻痺の方でも、その方の思いに答えてあげられる介護ができれば、それは立派の「その人らしい生活支援」といえます。
介護福祉士会の皆さんは、報酬単位増加等をはじめとした自分達への直接支援要望もあるはずなのに、敢えて「介護の質確保」という、「顧客目線」の支援を要望してきたことは、立派なことだと感じます。「利己」的精神ではなく、そうした「利他」的精神をもっている介護福祉士会を引き続き、応援していきたいと感じたひとときでした。
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