先日の佐賀県視察と同時に、福岡市の現場視察にも行ってきました。
家族と暮らすことができない子供を「家庭」の中で育てる、先進事例です。
児童養護施設を無尽蔵に作っていくことは、現実的ではありません。そこで、福岡市は里親を増やす努力をしています。
里親委託率は全国でもトップクラスで、社会的養護を要する子供達の実に約6割が里親に預けられています。
また、里親任せにするのではなく、子供はもちろんだが、里親へのフォローアップ体制も充実しています。
さらには、この建物の中はショートステイの施設もあり、里親になる前に子供とのマッチング機能も果たしています。そして、当然ながら、子育てにつかれた親の休息機能としても、子供を短期間預かるショートステイが力を発揮しています。
「地域で家庭的に子供を育てる」というモットーのもと、市と地域とが一丸となって、子供を守り育てています。こうした取り組みは、神奈川県でも非常に参考になるため、引き続き、県内の子育て環境整備には、全力で当たっていきたいと思います。
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